第四回 タイムワープ

どうも、モーションチームの松本です。

今回はタイムワープについてまとめてみました!少しでも参考になれば幸いです!

今回の内容

🌟タイムワープとは

🌟シーンタイムワープ

🌟bonus toolsを使ったタイムワープ

🌟タイムエディタでアニメーションクリップに対して適用する方法

★タイムワープとは

まずタイムワープというのはアニメーションカーブ自体を編集することなく、アニメーションのスピードを変更することができる機能です。

例えばこちらのアニメーションカーブはリニアで動いていますが、下のタイムワープを適用すると

そしてタイムワープの調整が終わったら最終的にはベイクして細部を調整していくことになると思います!

ベイク後のアニメーションカーブ

★シーンタイムワープ

mayaに標準でついているタイムワープです。

シーン全体に適用されますので1キャラだけスピードを変えたい、カメラだけスピードを変えたいとなっても、基本的にできません。このため使用場面としては限られるかと思います。

💡アニメーション メニュー セットから「キー(Key)」 > 「シーン タイム ワープ(Scene Time Warp)」

そしてタイムワープを反映させるときはメニューからシーン タイム ワープの有効化(Enable Scene Time Warp)オプションをオンにします。

(オフにすればタイムワープがかかっていない状態のモーションを確認することができます。)

タイムワープが適用されると薄紫色のカーブが生成され、そこにキーを打って調整することでモーションのスピードを変えることができます。

※ベイクする際の注意点

ベースレイヤーしかない状態でベイクするとアニメーションカーブにタイムワープが適用されませんのでアニメーションレイヤーを作成してからベイクしてください!

 

★bonus toolsを使ったタイムワープ

bonus toolsはAutodesk公式のプラグイン集で、こちらはシーン全体ではなく任意のリグ等のみにタイムワープを適用することができます。

※ダウンロードする際はオートデスクアカウントが必要です。

インストールに成功すると画像のようにツールバーにメニューが追加されています。

💡「Bonus tools」→「Time Warp Animation」

下のウィンドウが出てきますので適用したいリグなどすべて選択して「Apply」を押すとタイムワープが適用されます。

それ以降はシーンタイムワープの場合と同じように調整していきます。

⏹️Include Hierachy / Shape Nodes

位置情報(移動、回転、スケール)だけでなく、ライトやカメラなどが持っているそのほかのアトリビュートに適用することができます。

⏹️Use Existing Timewarp Curve

既にシーン内にあるタイムワープを適用したい時に使います。

手順としてはまず「ウィンドウ」→「一般エディタ」→「ハイパーグラフ接続」でタイムワープを選択、続いて適用したいリグなど選択してApplyを押します。

ちなみにこちらのタイムワープはベイクする際、アニメーションレイヤーを作成する必要はありません。

★タイムエディタでアニメーションクリップに対して適用する方法

タイムエディターは他にも色々なことができますが今回はタイムワープについてのみ簡潔に書こうと思います!

まずはタイムエディタ内にクリップを作成します。

リグを選択しタイムエディタの画像赤枠部分をクリック。

💡クリップを右クリックし「リタイム (Retime)」→ 「タイム ワープを作成および編集(Create and edit Time Warp)」

左側のタブ、もしくは右側の赤丸部分をクリックするとタイムエディタとグラフエディタを行き来することができます。

あとはほかの方法と同じようにタイムワープを調整していきます!

今回は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!

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ではまた! 🖐️

■最後に

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